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ガラスと。

2013/10/14

ガラス作家の西山雪さんの作品をお手伝いさせていただきました。

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鳥さんのかわいいガラスドーム。
フルーツやスイーツ、エアープランツなどを入れるととってもかわいい作品です。
サイズは大小2パターンあり、どちらもとっても使い勝手が良さそうです。

今回そのドームの台座の部分の制作をご依頼いただき、
創らせていただきました。

樹種は迷う事なく、チェリーを選びました。
ガラスの部分が可愛らしい雰囲気だったので、それにあわせて
シンプルで明るくてナチュラルな感じに仕上げてみました。

持ち上げやすく、底に近い部分にすこしだけくぼみをつけて。

こうやって異素材の方とコラボすることはとてもおもしろいです。
やっぱり自分の扱っている素材とは違うのでそれも勉強になるし。
お互いの良いところを活かしながら、より魅力的にみせるように創ると
想像を超えて良い物になったりします〜◎

雪さんの作品は、かわいいだけでなくかっこよさも持ち合わせていて、
個人的にもとっても好きな作家さんなのです。
カラフルな色を用いて、存在感もありながら、生活にもとけ込む作品たちです。

とても丁寧なお仕事をされております。
ぜひwebもご覧ください。

http://www.yukinishiyama.com/


朝に起きるというあたりまえのリズム

2013/10/05

長くなります。

先月29日にグラフィックデザイナーの阿部寛文と開催した
木と紙の作品展「朝に起きる。」
が無事終了いたしました。

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(ちなみに阿部くんがデザインしたこのポスターは札幌ADCで賞をとりましたよ〜!)

今回は作品を展示をするということのほかに、
イベントなども企画し、いろいろな時間帯に作品を見てもらう機会を設けてみました。

朝の6:30から朝の自然光だけで作品を見てもらう「朝の会」は、朝ご飯も用意して。
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21:00まで時間を延長して、ゆっくり過ごしてもらう「夜の会」は、夜ご飯も用意して。
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何人参加してもらえるかの不安もありましたが、準備している時は
多分私たち自身が一番楽しんでいました。
結局、朝の会、夜の会あわせて50人ほどきてくださったような気がします!ほんとうにありがたかったです…。

この度の展示は友人でもあるグラフィックデザイナー阿部くんと
創ってみたい空間と作品が似ていたことで始まった話でした。
素材感と白、を空間の雰囲気のテーマに、今年の冬くらいからイメージを何度もすりあわせて。
(ちなみに白いテーマにあわせて、夜ご飯のケータリングのお料理も白にしていただいたのです、ご参加いただいた方気付きましたかー?^^(写真上)

私はかねてからやりたいと思っていた木工で「白」のシリーズを形にしました。
天然の色で白っぽい木を使ったり
オイルベースの白い塗料を使ったり
今回初挑戦である白漆の仕上げをしたり
いろいろな白の表現をしながら、
自分の中での新しい雰囲気を探り、発表しました。

白と言えば無垢な色。何もしていない色。

でも素材を木と設定すると、
白はなにか何かを施すことになる。
だからそこに自然のような雰囲気と違和感が残る、不思議さを表現したかった。

きっと木目がその違和感を感じさせくれているんだろうっておもったから、
塗りつぶしの仕上げではなくて、最低でもうっすら木目が透けるくらいの仕上げにしようと心がけました。

ちなみに漆が初挑戦だったこともあって、みごとに全身かぶれましたが、
そんなことよりも漆の魅力の方が勝ったので、
きっとまた漆を扱うとおもいます。笑

どんな空間にするかイメージしてからえらんだギャラリー、context21,8は
学生の時からお世話になっている陶芸家さんの持っているギャラリーでした。
ほんとうにセンスの良い方で備品からなにから、全部古道具。
搬入がこれほど楽しいと思った展示は初めてなくらい、その空間の什器に興奮してました。

イベント含め展示全般に関して、最初から最後まで協力してくださったオーナーの石神さん、
ほんとうに感謝しかないのです。
なによりも展示のイメージも具体的にことばにできていなかったときから、おもしろがって信頼してくださったことが嬉しかったです。

テーマであった
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「朝に起きる。:
私たちは朝に目を覚まし、一日を始めます。辻は木に向かい、阿部は紙に向かう。日々その素材に触り、削り、切り、描くことで、そこに行為を残す。そんな単調な行為を繰り返し、私たちは素材に何かを残し、確かめています。木と紙を通して何かに気づく。 それは朝目覚めるように、そしてまた一日が始まります。」
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は、私たちがものづくりをする立場の人間として大切にしたいことでした。
毎日、日が昇ったら起きて、毎日同じリズムで仕事にむかうこと。そして日が落ちたら仕事をやめて、また寝ること。

それは当たり前のことであるし、それが人の素直なリズムだけど、
そうわかっていても実際にそうすることはむずかしい。
(とくに私たち若手は、まだまだやっていかなきゃいけないこともやりたいこともたくさんあるから。)
でもそういう考えは大切だ、とあらためて考える場として、この展示をしたかったのです。

作品をみせるというより空間を感じていただく事を大事にして創った今回の展覧会だったので、
空間に関してたくさん感想をいただけた事は、ほんとうに嬉しかったです。

木工といえど表現方法はたくさんある。
それはどの素材も同じ事だけど。

私は木の風合いを全面に出していくよりも、デザインの方に寄っていたりする。
だから一人で空間をつくって表現するのも好きだけど、
異分野の人と一緒に空間を創ることで、木工のあらたな一面を見せていくこともしていきたいのです。
そういう意味で、今回の展示は自分でも良かったと思っています。

そして、デザインの分野の方や工芸の分野の方など、いろいろな方面の方に見てもらい感想をいただけたのが、
とても良い機会となりました。

いつもいつも準備はバタバタですが、
この度の展示に関わってくださった皆様、
制作を支えてくださった皆様、忙しい中見に来てくださった皆様、
イベントに参加してくださった皆様、
ほんとうにほんとうにありがとうございました。
すてきな展覧会ができて幸せでした。

搬出の時は部屋を引っ越す時のような寂しさでした。

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これを通してまたたくさんのことを考えましたが、
私に今出来る事をしっかりやるのみなので、
明日から制作にまた励みたいと思います!